息子に憧れを抱く

2013.06.29 20歳の長男への想いを込めたメモ

 

親が苦労をかけてしまい、いろんな苦労をした長男。

指や足の本数を数え、五体満足で生まれてきたことに感謝していた親は、

ある時から人と比べ始める。

何故出来ない?

出来ないから教えてくれと言われた11年前のシーンは忘れられない。

不器用な人生を送ってきたと思う。

 

今日の修了式で、有事がなく、出番がないことが望ましいが、

任務に出たら失敗は許されない。

頭と体と心を鍛え、旗の意味、GW後に帰って来ないと思っていた。

1秒たりとも遅れは絶対許されないなど、とてもいい言葉をもらった。

全くもって流れに無駄がない。

 

お昼は食堂で記念会食、出し物で笑った。

とてもとても世には出せない、いろんな団結があることが分かった。

 

子供とは、小学校卒業までは何かと付き合うことも多い。

中学、高校となるに連れて、思春期、反抗期、勉強のことなど

段々距離が出てくる。

 

午後からこの3ヶ月何を教練してきたかの説明があった。

体重が12キロ落ちて昔に戻ったことを考えるとなるほどと納得する。

私には10キロの荷物を背負って、高低差800mの25キロ行進はできないし、

理不尽なこともあったと思う。

知らない間に気を失って、気がついたら木陰で寝ていたとか

笑って教えてくれた。

まるでハリウッド映画さながらのシーンがたくさんのあったと思う。

 

GWに休みをもらう前に覚悟がないと、5月6月段々厳しくなると

言われていたそうだ。

教官も、何人かは帰ってこないと心配していたが、今日無事修了式を迎えた。

 どの職にもたくさんの苦労がある。

 

会社には、努力しない、その覚悟、能力、リーダーシップが、、な人が

たくさんいる。

貴方に何の価値がある?

どういう自己開発をしてる?など、愚痴のピークにあったが、今日で辞めよう。

もっともっと頑張らねばと知らされた一日に感謝!

 

教え育むべき職に、ついた人間が、それを堂々と放棄宣言しているような

ことはたくさん聞いてきた。

その都度、うちの学校に来てくれませんかと頼まれもした。

でもなんせ教職免許を持ってない。

今回、違う官だが息子のお陰で少し付き合いが始まった。

 

生まれて来た時は、親が勝手に道を敷かなければ、一本の道しかなかったと思う。

それから、たくさんの時間を経て、その都度の努力と選択と判断で

今の路を歩いている。

世の中には無数の人生があり、彼の選んだ、選ばざるを得なかったこの路も

とてもいい路だと思った。

これからも彼のファンであり続け、応援して行こう。