嬉しくて悲しいこと

今日は、次男のセンター試験

父親は役に立たず、そっと見守るだけ。

「行ってらっしゃい」

「行ってきます」

「緊張するわー!」

こんな会話しかできない今日であった。

 

同時にU8の大会の日でもあった。

ここからは、個人技が好きなボランティアコーチの独り言である。

◆嬉しいこと

・大会に参加して、ゆったりとドリブルが出来て、ゴールにやさしい

 パスが出来たこと

・1対1で逆足で体を入れて、ボールを奪取できたこと

 

◆悲しいこと

・U8の指導者が「ラインを切れ」と言う指示に、子供がボールを出したこと

・指導者が「蹴れ!」「「打て!」「簡単に!」と声をかけること

・U7の時にパス回しで優勝したチームの子供達が今日見たら

 個人技術で伸びていないこと

・その子供達の笑顔が少し寂しそうに見えたこと

・蹴ってくるチームに怖気づいて、間を開けて、ボールを取りにいかないこと

・逃げのバックパスをしたこと

・ドリブルで前に進めないこと

・右足しか使えないこと

・楽しんでないこと

 ・相手チームの子供のミスに喜ぶ父兄が会場にたくさんいること

・自由な発想が出来ていないこと

・考えていないこと

 

◆その原因は?

・我々がちゃんと教えられていないこと

・ポジティブな声掛けができていないこと

・その子に合った指導ができていないこと

そう全ては指導者の責任である。

 

18人いれば、18人のサッカーがある。

その子供達には、それぞれも想いがある。

器用な子も不器用な子もいる。

伸びる時期も違う。

 

「何故できないのだ?」ではなく、

笑顔で笑って、「どうしたらできるようになるのか?」を問い

考えれる人に育てたい。まだまだ先は長い。

 

自チームの勝利に諸手を上げて喜ぶ指導者や父兄

一方で、敗戦に泣く子供達と怒る大人達。

「こんなんでいいのか?」と大会に出る度にいつも想う。

 

「悔しければ、ゆったりとドリブルをして、たくさんフェイントして

相手全員を抜けばいいじゃないか!」

それはわかっているが、なかなか出来ないのさ!

 

では、どうしたら良いかを考えよう。

それが指導者の務めである。