読書サマリー⑤ ドラッカー入門 ~万人のための帝王学を求めて~

ストレングスファインダーを受けて、「自分の強みとは何か?」という

文字を見つけた時に、そういえばどこかでこの文字を見たという記憶が

蘇り、数冊を読み返した中で、この本にも同じことが書かれていました。

 

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第5章 何を持って憶えられたいか

 -セルフマネジメントの方法論

 頭の良し悪し、体力のあるなしに関係なく、仕事ができるように

なりための方法論がある。 

 

誰にでも身に付けられる

仕事をする能力は知識や知力とは別のものである。

それは習慣的な能力であって、だれにでも身に付けられるものだという。

従って終わり、身に付けてしまえばよい。

習慣化すればよい。才能は関係ない。

 

その第1が、時間の使い方

第2が、貢献に焦点を合わせる

 あげるべき成果からスタートしなければならない

第3が、強みの上に築くこと

第4が集中すること。

第5が、成果をあげるように意思決定を行うこと

 

汝の時間を知れ

成果を上げる者は時間からスタートする。

第1に、時間を記録する

第2に、時間を管理する

第3に、こうして自由になった時間をまとめ、成果をあげるための

準備が整ったことになる。

 

貢献と自己表現

仕事ができるということは、どれだけの成果を上げられるかということ

自分がいかなる貢献を成しうるか?

会社で何をしているかと聞かれ、何と答えるかである

成すべき貢献を考えるならば、組織としての目的、更に使命に

想いをめぐらさざるを得ない。

当然、組織の外の世界、顧客の視点から考える

その瞬間、仕事の質が変わる

こうして貢献を考えることが自らの成長につながっていく

 

ブライアン看護婦のルール

「それは患者さんにとって一番良いことでしょうか?」

貢献に焦点を合わせるということは、こういうことである

人は自らに多くを求めるようになり、他人に多くを求めるようになる

人は自らに求めるものが小さければ、成長はしない。

 

継続学習が慣行となる

不得手で一人前になるには、大変な時間と労力とコストがかかる

並みのレベルに達するだけで大変である

ところが、得意なことで一流になるのはいたって簡単である

これからは誰もが自己啓発に取り組まなければならない

 

自らの強みを知る

何事かを成し遂げるのは強みによってである

弱みは何も生まない

仕事の仕方についての個性は、仕事に就くはるか前にに形成されている

従って仕事の仕方も、強みと同じように与えられたもの

決まったものである

変更はできない

少なくとも簡単にはできない

自らの強みと仕事のやり方を発見することは難しくない

・フィードバック分析

・人に聞くこと

 

優先すべきは自らの価値観

問題は、強みとするものと価値ありとするものとが違うときである

その時は価値の方を優先させなければならない

進路を大きく変えることである

所を得るべく動かねばならない

成果をあげるためには、自分の価値観が仕事の価値観になじま

なければならない

1969年の「断絶の時代」でこう言っている

「選択肢を前にした若者が答えるべき問題は

正確には何をしたら良いかではなく、自分を使って

何をしたいかである

この問いは就職上の選択の問題に見えながら

実は自らのの実存に関わる問題である

 

組織の妙味

本当に鬼に金棒となるのは、自らの強みを知り、それが自らの

価値観と一致したときである

「自らの強みは何か」

「自らのの仕事のやり方はいかなるものか」

「自らにとって価値あるものはなにか」

この3つの問題に答えが出さえすれば、いわゆる得るべき所も

明らかになる

 

得るべき所を知る

自らの得るべき所を知るのは20代後半過ぎである

しかもフィードバック分析によってである

あるいは人に聞くことである

最高の仕事は、自らの強み、仕事のやり方、価値観を知ることで

その用意をしていた者だけが手にできる

何故ならば自らの得るべき所を知ることによって

働き者で有能であるが、取り立てて才能があるわけではない普通の

者が一流の仕事をできるようになるからである

 

一度しかない人生

一度しかない人生で、自らにとって価値のないことを追求していたのでは

あまりにももったいない

自らについて知っておくべき大事なことはいろいろある

緊張や不安がある方が仕事ができるか

安定した環境の方ができるか

意思決定者とその補佐役の、いずれとしての方が成果を出せるか など

自らを大きく変えようとしてはならない

なぜかはわからないが、それではうまくいかない

それよりも、自らの得意とするもの、仕事のやり方、価値ありと

するものを伸ばしていくべきである

 

何を持って憶えられたいか
この言葉を折に思い出せばそれだけで人生が変わると言う
1年に1度自分にとっての理想、しかも到達可能な理想を描く
すると日常の小さな行動の全てがそちらに向かう

 

 個の確立
自ら所を得ていない時、あるいは組織が腐っているときには、辞めることが正しい選択である
出世は大した問題ではない

 

第二の人生
第二の人生を自ら設計する必要が出てきた

それこそまさに第二次就職である
第二の人生のために、新しいキャリア、新しいアイデンティティ、新しい

環境の用意をしておかなければならない 

 

助走せよ
しかし、そこには1つだけ条件がある

第二の人生を持つためには、本格的に踏み切る前に助走を始める

ことである

有給であれ、無給であれ、就職準備と就職活動が必要である
小さく、シンプルに、しかし一流を目指して、

パラレルライフ(もう一つの人生)、あるいは、

セカンドライフ(第二の人生)の助走を開始することである

そして、ここでも考えるべきは「何を持って憶えられたいか」である 

 この本は、まだ第5章しか読んでいないが、ほかのドラッカーの本でも

似たようなことが記載されており、赤線を引いてある。

人生80年、いや100年、約半分を過ぎて、こんなことを考えるより

このブログを見て頂いた方々の中から、もっと若い時代に

「そうか、そういうことか、真面目に考えてみよう」と思って

頂けることで、数十年の無駄が省けると思う。

「無駄?」

「いや、無駄ではない」

きっとこれまでの人生の過ごし方で出逢わなかっただけだと思う。

 

皆様にとっては、私よりも速く

良い本、良い人生、良い家族、良い仲間、良い苦難の出逢いが

ありますように、願っています。